遊牧民的人生 - a life as bedouin - qatar.exblog.jp

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砂漠と遊牧民に魅せられ、気が付けば在住18年の筆者が綴る、カタル、タイ深南部、そして日本。


by mohtakec
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帰省


HIA

話が前後するが、今年もラマダーン終盤からの連休を利用してタイへ帰省した。

5月に開港した新しい空港(Hamad International Airport)から初めての出国。
関空やスワンナプーム空港を見慣れた身にはさほど驚きはなかったが、これまでのショボいドーハ空港を知っているだけに、その違いにはいちいち感動する。お店が増えたのはもちろんだが、レストランの充実ぶりがいい感じだ。
折しもラマダーンで断食中。荷物の関係もあって早めに空港に着いたので、その日の断食明けは空港内で迎えることになったが、持参した菓子パンは保存に回して、目についたシーフードレストランに入ってみた。妻は値段を気にしていたが、旅行の時くらいはそんなことを考えずに楽しみたいものだ。バックパッカーでもないのだし。

Bangkok Airport

バンコクでの国内線への乗り換えは約5時間。
とりあえず入国手続を済ませ、ネット用のSIMカードを買う。
プランの豊富さと手続きの簡単さは、日本の通信系企業も大いに見習うべきだ。

At my village

国内線で1時間半ほど。そこから更に車で2時間。今回は荷物が多いので、義妹が一人で車を運転して迎えに来てくれた。
いつものお約束通り市内のテスコ(英国系スーパー)で買出し。とはいえドーハのそれに比べたら見劣りするのだが。

Harvest

村ではイードが近いこともあって親族ほぼ勢揃い。義父母はマレーシアでの出稼ぎが禁止になって以来ずっと実家にいる。二人とも体を動かしていないと落ち着かないタイプだから、本当はマレーシアに戻りたがっているようだが、子供たちにしてみればいつも近くにいてくれたほうが何かと安心という本音もある。

数年前に実家のはす向かいに妻と二人で土地を買った。今年からそこに家を建てている。
いつ住めるかなんて分からないし、もしかしたら一生ドーハで働き続けるのかもしれないが、いつかのために帰る場所だけは確保しておきたかった。

その土地で採れた果物を頂きながら、ぼんやりと過ごす日々。

Saiburi

村には本当に何もない。
必要なものがあれば少し離れた町まで出掛ける。必要なものだけを買って帰る。
贅沢をしない、最小限の暮らしがここにはある。

Ready for Eid

断食が終わることが確認された日の夜は、実家の女性陣は大忙しだ。
翌日は親族やご近所さんが大勢やってくるから、出迎えのための食べ物などの準備。家族が明日着る服にアイロンがけ。他にも色々あるが、とにかく楽しい気分は盛り上がる。
結婚して以来しばらくは、イードは妻を一人で村へ帰していた。何もないドーハより、両親が姉妹と過ごすほうがいいだろうと思ってのこと。でもきっとそれは楽しさ半分だったのかもしれないな、と今更ながら思う。
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# by mohtakec | 2014-08-08 15:25 | THAILAND | Comments(0)

忠誠心


Doha Skyscraper

[ Fujifilm X-T1 / Fujinon XF 14mm F2.8 R ]

日本人の多くは良い意味でも悪い意味でも「八方美人」なところがある。
もう少し柔らかく言い換えるなら「柔軟性がある」という感じか。

そこまでいかなくとも、東アジア全般には「なぁなぁ」で何とかなってしまう、いわば「懐の深さ」があるように思う。

しかし、それはアラブやアフリカ、とくに部族社会の中では通用しない。
こと湾岸に来る日本人には、意味もなく変な自信に溢れた人がよくいる。曰く、自分は誰とでも仲良くなれると。
誰とでも仲良くなれる(=八方美人)は、ここでは嫌われる。日和見主義者としか見なされない。
それでも、表面上トラブルが起きないのは、結局「お客さん」だからだ。そういう意味では出稼ぎ労働者層とたいして違わない。彼らはローカル社会に立ち入ろうなどと考えてもいない。自分たちの共同体の中で暮らし生きていくことが相応であることを理解している。

お客さんであることを理解し納得して暮らすのならば何ら問題はない。
要は自分の立ち位置を知った上で、それ以上を望まないことだ。
それでも足を踏み入れるなら、そこから先は義務が発生することを忘れてはならない。
そして、その義務には一切の言い訳は認められない。外国人であろうと、掟を破るものにはそれ相応の反応が返ってくる。

その共同体に対する「忠誠心」というものを想像かつ実感できないのなら、そこへ踏み込むことはやめたほうがいい。
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# by mohtakec | 2014-08-07 15:19 | ANYTHING ELSE | Comments(0)

クリック


Shadow

[Fujifilm X-T1 / Fujinon XF 55-200 F3.5-4.8 R LM OIS]

「等価交換」
ある人気漫画に頻繁に出てくる言葉。簡単に言うなら「何かを欲するのなら、自分の何かを代わりに差し出す必要がある」ということだ。
つまり「痛み(あるいはそれに類すること)なく、何かを得ることはできない」と。

そう考えれば、クリック一つと人命救助ではあまりにも吊り合わないがするのだが...。
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# by mohtakec | 2014-08-06 12:32 | ANYTHING ELSE | Comments(0)

日常


one

[Fujifilm X-T1 / Fujinon 14mm F2.8 R]

ラマダン終盤からの約11日間の連休も終わり、今日から官庁は仕事始め。
とはいえ、初日は「久しぶり」の挨拶回りで1日が終わる(笑

新聞には相変わらずきな臭く、血なまぐさい記事に埋められている。
こころ苦しいと感じている人は大勢いるだろう。それでも、今の暮らしを投げ出すわけにもいかないことも解っている。
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# by mohtakec | 2014-08-05 13:38 | DIARY | Comments(0)

Ramadan


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[Fujifilm X-E1 / Fujinon XF 27mm F2.8]


殆どのムスリムは6月28日の夕刻にラマダン月を迎えた。
すなわち、29日から断食を開始。

これから約30日間、日の出の1時間半前から日没直後まで、世界中のムスリムは毎日断食を行う。
30日間全く飲み食いしないものと勘違いしている人がいるが、日が暮れれば通常通りの飲食は可能だ。

断食をしている間は確かにツライこともあるが、日没直後の食事は家族や部族、知人友人たちを招いての大食事会となり、気分は日本のお正月といったところか。
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# by mohtakec | 2014-07-01 15:15 | DIARY | Comments(0)

Waiting for signal


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嫁さんが友達に会いに行くというので、相手が住んでいるコンパウンドまで車で送っていった。
大概のコンパウンドの入り口には警備員がいて、ビジターは訪問先の部屋番号を告げてIDカードを預ける必要がある。

昨夜のコンパウンドの警備員は恐らくカメルーン人。アラビア語で説明しようとしたら通じない。英語しか解らないと言う。

ここはアラブだ。
しかし、彼だけではなく、ショッピングモールのアジア人店員の殆どもアラビア語を話すことが出来ない。
カタル人たちは自分たちの国に住んでいながら、買い物をするためだけに英語の会話力を必要としている。
こんな状態だから、親たちはこぞって子供を外資系大学の分校に入れたがるし、若い連中は何が何でも英語で会話したがる。
日本人の自分がアラビア語で話しているのに、相手のカタル人は英語という、なんとも奇妙な会話だ。

多民族化していけば、共通語としての英語の重要度が上がってくるのは自然な流れかもしれない。
しかし、アラビア語を学ぼうとしない外国人の方にも問題があるのではなかろうか。

[ Lumix GX1 / M. Zuiko 25mm F1.8 ]
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# by mohtakec | 2014-05-31 02:52 | DIARY | Comments(0)

Arabesque


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各家庭が雇っている使用人や運転手のビザスポンサードシステムが変更になり、個人でのスポンサーが廃止され、すべて労働省が受け持つことになるらしい。
出国ビザの廃止も噂に出ている。

もっとも、何もかもが流動的なこの国で、実際に施行されるまではなんとも言えないが。

身近なところでも、色々と自体が二転三転して、少し目眩がしている。


[ Lumix GX1 / M. Zuiko 45mm F1.8 ]
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# by mohtakec | 2014-04-29 18:19 | Comments(0)

Reflection


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3週間前に父親が急死したため国へ帰っていた馴染みの床屋のインド人。
今朝久しぶりに顔を見た。
やつれた様子はなく元気そうだったが、それでも今後のことを考えれば笑顔というわけにはいかないようだ。

4年ほど帰郷していなかった。父親の最後も見とれなかった。
早朝に不調を訴え病院へ運ぶ途中の車内で息を引き取ったという。心臓麻痺だった。

まだ59歳。数日後に公務員を定年退職するハズだった。

今後は稼ぎ頭である次男坊の彼が年に何度かは国へ帰って、残された母親や小さな弟達の面倒を見なくてはならない。

稼ぐ手段さえあるのなら、故郷で暮らしたい。出稼ぎなら誰しもが思っていることだ。
誰一人として好き好んでこんな遠い異国に暮らしているわけではない。
ここには夢なんてない。あるのは僅かな稼ぎと現実。まして自分探しなんてしているヤツなんていやしない。

[Lumix GX1 / M.Zuiko 45mm F1.8]
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# by mohtakec | 2014-04-12 17:26 | DIARY | Comments(0)

Stairs


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最近またパナのGX1(マイクロフォーサーズ)を持ち歩いている。
X-E1の描写、色、レンズ性能、頼もしい限りではあるが、とっさのスナップなどでどうしてもリズムに乗れない。風景をしっかりと撮る分には問題ないのだが。

そんなわけで、信号待ちの車内から撮影したりすることも多いので、普段持ちはGX1の方が出番が多い。
スナップに手持ちのレンズでは標準画角が不足。そこで新しいオリの25mmを導入することに。14、25、45。この3本でどんな画が撮れるだろうか。

[Lumix GX1 / M. Zuiko 45mm F1.8]
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# by mohtakec | 2014-04-10 14:29 | DIARY | Comments(0)

Red and Green


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[Lumix GX1 / M. Zuiko 45mm F1.8]
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# by mohtakec | 2014-04-08 13:31 | DIARY | Comments(0)