部族

先週末、とある筋から頼まれて、某財閥系有力部族の年会の撮影をした。
この部族の長である人物とは、ドーハに渡ってきた頃からの知り合い。というか、ドバイからの飛行機で一緒にいた人なのだが、一線を退いてからは特に会う機会もないままだった。

今回は、サウジにいる同じ部族である親類を呼んでの大きな会合。年に一度こういった催しをしているそうで、今年始めてカタルで開かれることになったという。

当日の午前からつきっきりで撮影。
夜のパーティーまでずっとノンストップでへろへろになりつつ。
でも参加したカタル人、サウジ人たちは思っていたより人当たりも良く、子供たちも行儀よくて拍子抜けw だった。

彼らとは部族単位で付き合っているわけではない。
単に長を知っているというだけだ。
自分の立ち位置を考えれば、深入りはしない方がいい。あくまでも呼ばれた撮影係
としての仕事をまっとうすることだけを優先した。


ここのところ、いくつかの部族の人間と会う機会が続いている。
部族の人間と会う、という意味は、単に「友達」付き合いの延長ではないということだ。
「ムハンマド」と会うのではなく、「ムハンマド・アル◯◯(部族名)」と会うということ。この違いが分かる日本人は、まぁいないだろうw

単に個人的な友達付き合いなのか、部族ぐるみで付き合っているのか、は、相手方の父親や叔父さんと同席させてもらえるかどうかで大体分かる。
親族一堂に会するような場所、例えば結婚式に呼ばれるのは普通のこと。そんな場所では「息子の友だち」としか思われないし、その他長老クラスには相手にもされない。

まずは親父さんや叔父さんに名前と顔を覚えられる。
親族、それも年配者しか集まらないマジリスに呼ばれる。
いつの間にか長老から「あいつはなんでおらんのじゃ?」と言われる。
そして「お前は◯◯家の人間だ」と言われるようになる…。

そうなったら大変だw
一番気を使うのは他の部族との接触。どの部族とどの部族がどういう関係にあるのかを常に敏感に感じ取らなくてはならないし、他の部族の前でもう一方の部族の噂話などをすることは厳禁だ。

そして、当たり前のように他部族の会合や弔問に連れて行かれるようになると本物。もはや相手方に紹介すらされないまま、長老格から「あいつ、見かけん顔じゃが、どこのどいつじゃ」と睨み続けられるという、一種拷問のような状況になるw

まぁ、M気がないとやってられない世界ではある(爆
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by mohtakec | 2013-03-03 16:07 | DIARY | Comments(0)

カタル、タイ、時々ニッポン


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