遊牧民的人生 - a life as bedouin - qatar.exblog.jp

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砂漠と遊牧民に魅せられ、気が付けば在住18年の筆者が綴る、カタル、タイ深南部、そして日本。


by mohtakec
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格差


元同僚を家まで送って行く道中、いつも必ず通るR/A(ラウンドアバウト=ロータリー)がある。
このR/Aにはほぼ一日中パシュトゥーン人たちがたむろしている。
彼らはカタル人からビザだけを貰い、仕事は自分たちで探せと言われた日雇い労働者。こうやって日がな一日R/A脇に座って、手っ取り早く手が欲しいゼネコンの下請けや個人がくるのを待っている。

今夜は、脇の標識にもたれかかるようにして眠る年配者の姿が目に入った。
助手席に座ったパキスタン人が言う、「自分たちはなんて恵まれているんだろう」と。
ついさっき、小奇麗な食堂で夕食を食べたところだ。そして今は安心して眠れる寝床へと向かっている。

日々の食事と睡眠、少しの休息、そして見合った対価を得られる仕事。
それらすら手に入らない人たちがいる。

上見て暮らすな、下見て暮らせ。
亡くなった祖母がいつも口癖のように言っていた。

それは恵まれていることに(良い意味で)満足しろということだ。

先進国と呼ばれるような所からこの国へ来た人たちの多くは、彼らをただ「かわいそう」と言うだけ。自分たちがいかに恵まれているかについては触れることなく。カタル人たちにこき使われてかわいそうと言う。それこそが傲慢だと、彼らは気づいていない。
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by mohtakec | 2012-12-11 02:37 | DIARY | Comments(0)