
この国に暮らし続ける、そのイメージが薄らいでいる。
その理由が分からずに随分と考え込んでいたのだが、ネットで世界各地の写真を眺めているうちに、ふと思いついたのは、「子供の頃の記憶と重なる光景が何一つ無い」ことへの侘しさなのかもしれないということ。
無論、ここに生まれ育った身ではないのだから、そんなものがあるはずもないのだ。
それでも、どこかで子供心という普遍的な何かにすがってみたいと思っていたのかもしれない。
思い出にもたれかかるつもりはなく、あるいはそれを糧にしようとも思わない。
自分が見つめている先は、前の、そのずっと向こうの、得体のしれない未来という虚無。
だた、人間というものは齢を取れば過去を再構築したくなるものなのだろう。

昨年12月のアラブゲームの手当とちょっとした記念品を受け取ったのが先月のこと。
スポーツ系の仕事は別にメインではないのだけれど、なんとなく自分にとって時間の流れを区切るひとつの目安みたいになっている。
ただ、今年の秋の大会の後はしばらく予定は入っていない。
その先は....もし五輪招致に成功したら、それが目標にはなるだろうか。
とはいえ、そんな先に自分がこの国にいるとは思えない。
どんなにその場所が好きだと主張してみたところで、その場所に生まれ育ったことのない者は、死ぬまで「余所者」であり続ける。それを分からずに「現地人と同じ立場に立っている」などと、歪んだ選民意識の成れの果てみたいな戯言を垂れ流すことの、なんと侘しいことか。

GX1を使い始めて約一週間。
持ち運びやすく、尚且つ「撮る気」にさせてくれるカメラだと思う。
画質に関しては予想の範囲内だが、もっと追い込んで設定を見つけないといけない。
レンズは正直言って期待はずれかな。ネット上ではそこそこ評判が良かったのだが、一部で触れられていた「手ぶれ補正が殆ど効かない」というのは体感的にもそうだと思った。
この小ささだから仕方ない、とは言いたくない。とはいえ電動ズーム・フォーカスで動画に特化したレンズと考えれば、手ぶれ補正はおまけみたいなもの、と言えなくはないか。
開放F値が暗いこともあって、常用するつもりは最初からなく、近いうちに20mmか14mmあたりを手に入れようと考えている。

新しいカメラを買った。
毎年何か一台以上買ってる気がするが、気のせいだろう、きっと。
電池の消耗が激しくて使いにくいα33一式を処分して、個人的に初購入のパナソニック。
半年前に発売されたばかりのLimix GX1がレンズキットで5万円台と激しく安くなっていたので、ついついポチってしまった。
レンズもボディも日本製。こんなに値下がりしてメーカーは採算取れてるのかと心配になってくる安さ。
実はマイクロフォーサーズなカメラを買うのは初めてではない。
数年前にE-P1を予約までして買ったことがある。その際は購入目的だった「巡礼」の仕事がキャンセルになったショックですぐに手放してしまった。
久しぶりのμ4/3。ミラーレス機特有の軽快なシャッター音。
一眼未満、コンデジ以上、な画質は自分には必要十分。特に街中でのスナップには大きさと画質のバランスはこれくらいが絶妙。
まだまだ設定も定まらないテスト段階だが、仕事でのサブにも使えそうだ。
< 前のページ


